あごは食べ物を噛み砕き、開閉や上下に動かすことで発音を調整する役割の他にも、私たち人間の姿勢をコントロールするという重要な役割を担っています。
人間は無意識のうちに、下あごの位置をずらす事によって大きく姿勢をコントロールしているのです。運動や姿勢の変化に合わせ、噛み合う位置を微妙に変化させ必要な姿勢を支える、上あごと下あごは上下合わさった全体で「一つの特殊な関節」と呼ぶことができます。
噛み合わせの不具合を放置すると体に多大なストレスと悪影響を与えます。下の図は正常な状態と、噛み合わせが合わない事により、あご部分が右に傾斜した場合の身体のバランスを表しています。
下あごがわずかに数ミリ左にずれただけで、あご全体が右に傾斜し頭部の重心がほんの少しですが、右にずれた状態になります。このわずかなズレによるバランスの崩れを補うためずれた重心とは反対方向へと首が傾き、肩、背骨、腰、足などが反射的に歪んでいきます。
これを改善する為には、ずれの原因である噛みあわせのずれを正しい状態に戻さなければなりません。本来のバランスを崩した状態が経常的に続くと身体には様々な異変が起こります。
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