総入れ歯「フルデンチャー」① ~十三・塚本の吉村歯科医院~
歯が1本もなくなってしまったら、総入れ歯を
「フルデンチャー」とは、総入れ歯のことです
うまく使いこなして、食べることの楽しさや若々しさをとりもどしましょう。でも、人工物ですから違和感はつきもの。お口がそれに慣れるには少し努力がいります。使い方を習い、一日も早くあなたの体の一部にしてください。
歯が1本もなくなってしまったら、総入れ歯を
「フルデンチャー」とは、総入れ歯のことです
うまく使いこなして、食べることの楽しさや若々しさをとりもどしましょう。でも、人工物ですから違和感はつきもの。お口がそれに慣れるには少し努力がいります。使い方を習い、一日も早くあなたの体の一部にしてください。
歯が連なって抜けてしまったら、部分的な入れ歯を
パーシャル・デンチャーの各部に使われている材料には色々なものがあります
○床の材料
レジン(合成樹脂)......長い間には収縮や変色がおこる。やや弱い。*金属...薄く加工できるのでフィット感が良い。強い。
○人工歯の材料
レジン・硬質レジン・陶歯・セラミックス
○バネの材料
金銀パラジウム合金......材質が硬く、維持歯にかける負担が大きい。
*金合金(14Kを超えるもの)
*白金加金......天然の歯に近い硬さなのでよくフィットし維持歯にかける負担が少ない。
*印の材料と「コーヌス冠」は品質も使い心地も良いのですが、保険がききません。どの材料と技法を用いるか、各々の特徴を参考に、先生とよく相談して決めて下さい。
歯が連なって抜けてしまったら、部分的な入れ歯を
パーシャル・デンチャーって何・・・?
何本かの歯が連なって失われている場合は、そこを部分的(パーシャル)な入れ歯(デンチャー)で補います。これがパーシャル・デンチャーです。パーシャル・デンチャーは取りはずし式の入れ歯です。床と呼ばれる土台の上に人工歯が並んでいて、床についているバネで、支えとなる歯(維持歯)に取り付けられるしくみです。
維持歯はパーシャル・デンチャー全体を支えるために、大きな負担を受け、虫歯や歯周病に侵されやすくなります。その弊害をなくすために、最近ではバネの部分を工夫したり、バネ以外の方法で義歯を固定する技法が開発されています。
ブリッジに使われる材料にも色々あります
○金銀パラジウム合金・銀合金
土台の歯にかぶせる金属冠の部分の材料。
硬い材質なので精密な加工がしにくい。そのため、すき間ができやすい。
○レジン・硬質レジン
人工歯の代表的な材料。磨耗や収縮、変色がおきやすい。レジンの弱点を改良したものが硬質レジン。
*14kを超える金合金・*白金加金合金
ひっかける鉤の部分の材料。薄く伸びがよく精密な加工ができるので、自由診療の材料として使われている。
*メタルボンド・セラミックス
人工歯の部分の材料・方法です。金属のキャップの上を瀬戸物(ポーセレン)で覆ったものがメタルボンドです。また最近では、セラミックスで丸ごと歯をつくったオールセラミックタイプ人工歯も普及してきています。どちらも耐久性と色調の自然感にすぐれています。
*の材料は耐久性にすぐれていますし、「接着ブリッジ」は歯への負担を非常に軽くしてくれるのですが、両方とも保険がききません。どの材料と方法を用いるか、それぞれの特徴を参考に、先生とよく相談して決めましょう。
歯が1~2本なくなったら、歯に橋をかけます
歯の抜けたすき間は人工歯で補う必要があります。放っておくと他の歯までグラグラになってしまうからです。抜けた歯が1~2本の場合は、その両隣の歯を土台にして、橋をかけるように人工歯を装着する方法がとられます。これが「ブリッジ」です。
ブリッジは、見た目も元の状態と変わらず、使い心地も自然ですが、両隣の健康な歯を削らなければならないのが欠点です。しかし、最近では接着剤が発達したおかげで、土台となる歯をあまり削らずに済む「接着ブリッジ」という方法も行われています。
歯をとりまく「歯根膜」が大切
最近の研究では、歯の移植にとって歯の根をとりまいている歯根膜(しこんまく)がとても大事だといわれています。移植するときは、できるだけ傷つけないように歯と一緒に抜いて植え込むのです。やっぱり歯も生きている体の一部なのです。
上の歯を下に植える
下の歯が何本も連なって抜け落ちた場合はどうでしょう。対(つい)になって咬み合っていた上の歯が支えを失って、グラグラになり最後は抜け落ちてしまいます。そんなときには、上の歯を下に移して新しい咬み合わせを作りあげます。
智歯(親しらず)もりっぱな「奥歯」
たとえば、右下の6番目の歯が抜けてしまったとします。
そんな時、条件がそろえば奥歯の後ろに埋まっている智歯を植えて、代わりの奥歯にできるのです。
歯を抜いたら即入れ歯?
むし歯やケガで歯を抜いてしまったら、その後にはブリッジなどの義歯を作って補うのが普通です。でも「入れ歯になってしまう」と嘆く前に、もう一つの可能性をお教えしましょう。それは「自家歯牙移植」(じかしがいしょく)。つまり自分の歯を移植するということです。人間の歯は上下28本、それに智歯(親しらず)を入れて合計32本。それを並べ替えて、できるかぎり自分の歯で生活できるようにと、治療の研究が続けられています。
抜歯をした時の注意事項
・薬の服用について
1.麻酔から醒めた頃、軽い痛みの出る事もありますが心配いりません。
処方の薬は指示通りに服用して下さい。
2.じん麻疹、その他異状があれば服用を中止し連絡して下さい。
・その他
1.抜歯したところの周りが腫れることがありますが、通常2~3日間でおさまります。氷のう、アイスノンなどの使用はさけて水でぬらしたタオルで冷して下さい。
2.高熱や、かなりの出血が続くようでしたら連絡して下さい。
3.当日は、自動車やバイクの運転はしないで下さい。
4.翌日は経過を見ますので必ず来院して下さい。
5.その他異状があれば遠慮なくご連絡下さい。
抜歯をした時の注意事項
・口腔衛生について
1.止血のために咬んでいるガーゼは15~30分後に取り出し、まだ出血するようであれば新しいガーゼを咬みなおして下さい。唾液に少し血が混じる程度なら心配いりません。
2.当日は、過度のうがいをしないようにして下さい。
血がとまった後でも、また出血してくる原因となります。
3.抜歯したところを指や舌でさわったりつばを吐く等をしないで下さい。
4.歯磨きは、抜歯したところに触れないようにし、なるべく翌日から行って下さい。
・安静について
1.当日は、過激な運動はさけましょう。
入浴もさけて下さい。血圧が上がり、出血や痛みの原因になります。
・食事について
1.麻酔が醒めるまでは飲食はしないで下さい。
2.刺激のあるものはさけて下さい。(例えば硬いもの、熱いもの、刺激の強い食べ物等)
3.当日は、酒類はご遠慮下さい。
できるだけ歯を残すために
永久歯は、一度治療してしまうと元どおりの状態には戻りません。歯を大切に考える立場からは、健全な歯質はできるだけ残したいものです。歯の根と根の間(分岐部)に病変があるとき、病気の部分を取り除きながら同時に健全な部分を残すために行うのが『根分割』と『分割抜歯』です。
分割抜歯
奥歯の根は複数本あります。根のうちのどれかに病変があるとき、根を分割して悪くなった根だけを抜歯して、健康な根を守る(残す)治療を行います。
できるだけ歯を残すために
永久歯は、一度治療してしまうと元どおりの状態には戻りません。歯を大切に考える立場からは、健全な歯質はできるだけ残したいものです。歯の根と根の間(分岐部)に病変があるとき、病気の部分を取り除きながら同時に健全な部分を残すために行うのが『根分割』と『分割抜歯』です。
根分割
下の奥歯の根の分岐部に病変があるとき、根を分割して悪くなっている部分だけを取り除き、歯冠だけを連結して歯を残す治療を行います。大臼歯1本を小臼歯2本のような形にすることから「小臼歯化」とも呼ばれます。
健康を守るためには抜歯することがあります
永久歯を抜けば歯はもう生えてきません。誰もが「歯を抜くのはできるだけ避けたい」と思います。しかし病気の状態によっては、お口の健康を守るためにも抜歯が必要です。抜歯の必要性をご理解ください。
こんなときは抜歯します
□歯が正しい位置に生えていないとき。このままでは隣の歯や咬み合せによくありません。矯正のために抜歯します。
□歯の根が割れたり折れたりしている歯は、周囲の組織に炎症がおきやすく、ほかの歯へも悪い影響を与えるので抜歯します。
健康を守るためには抜歯することがあります
永久歯を抜けば歯はもう生えてきません。誰もが「歯を抜くのはできるだけ避けたい」と思います。しかし病気の状態によっては、お口の健康を守るためにも抜歯が必要です。抜歯の必要性をご理解ください。
こんなときは抜歯します
□歯肉に埋まっている歯(埋伏歯)やねじれて生えている歯は、隣の健康な歯や歯肉に悪い影響を与えます。
かみ合わせの点でも問題です。このような歯は抜歯の対象です。
□智歯(親しらず)は、歯列の一番奥にあって、みがきにくく衛生管理がとても難しい歯です。また反対側に咬み合う歯が生えていなかったり正常な状態に生えていないことが多く、咬み合わせの点でも問題です。こうした事情から親知らずは抜かれます。
健康を守るためには抜歯することがあります
永久歯を抜けば歯はもう生えてきません。誰もが「歯を抜くのはできるだけ避けたい」と思います。しかし病気の状態によっては、お口の健康を守るためにも抜歯が必要です。抜歯の必要性をご理解ください。
こんなときは抜歯します
□ひどいむし歯で歯がほとんどなくなっているとき(歯冠崩壊)。神経(歯髄)も死んでいます。放置すれば歯の根の先に細菌が巣をつくり(根尖病巣)、感染が全身にひろがる可能性もあります。歯を残すのは無理な状態です。
□歯周病が進行し、歯の根が溶けて歯がグラグラしているとき。このままでは健康な歯や歯肉まで病気になってしまいます。これ以上悪化させないために抜歯します。
歯冠(歯の頭の部分)のほぼ全てが失われて、歯根だけが残っている状態での治療は、下記のようなトラブルを招く場合があります。
そこで、歯の挺出処置をすれば・・・
根をほんの少し引っ張り出すだけで、後のトラブルの発生が少なくなり、歯も長持ちさせることができます。
歯冠(歯の頭の部分)のほぼ全てが失われて、歯根だけが残っている状態での治療は、下記のようなトラブルを招く場合があります。
歯根の破損
冠をかぶった後に、築造体(さし歯の部分)が、オノのように作用して歯根が真っ二つに割れたりするリスクが高まります。
歯冠(歯の頭の部分)のほぼ全てが失われて、歯根だけが残っている状態での治療は、下記のようなトラブルを招く場合があります。
残根の歯内療法
歯内療法(根の治療)の際に、唾液が侵入して治療がうまくいかない場合があります(唾液の中には細菌がたくさんいます)。
歯の神経が炎症をおこしています
痛みがなくなっても危険!
歯の神経の炎症がひどくなるとズキズキします。しかし、この痛みはしばらくするとなくなります。でも、安心してはいけません。そのままにしておいては大変危険です。痛みはなくなっても歯の神経にはもう細菌が侵入しています。放っておけば神経はくさって死んでしまいます。そして、炎症は周りの組織にまでひろがり始めます。
できるだけ早く、悪くなった神経を取り除いて、あなたの歯を守らなければなりません。神経が死んでもきちんと処置すれば、歯を抜かなくてすみます。 歯の大切さをよく自覚して、いつまでも自分の歯で過ごせるよう根気よく治療を受けてください。
ズキズキ痛んだりお湯がしみたら『歯髄炎』が疑われます。
急いで受診してください。
歯の神経が炎症をおこしています
温かいものや熱いものがしみますか?
噛みしめると痛い、温かいものや熱いものを口に入れるとしみる、何もしないのにズキズキ痛む、そんな症状がでたら歯の神経が炎症をおこしています(歯髄炎)。急いで受診して下さい。
歯髄炎は、むし歯が歯の神経(歯髄)に届くほど大きく深いとき、むし歯菌や毒素が歯の神経に入り込んでおきる歯髄の炎症です。むし歯になっていない歯でも、歯の神経が通る根の先端部にある小さな孔(根尖孔)からバイ菌や毒素が歯の神経に侵入すると、同じように歯髄炎(逆行性歯髄炎)をおこします。
深いむし歯でも生かして残す治療です
少し深いむし歯の場合、削ったときに歯の神経(歯髄)が表面に見えてしまうことがあります。そのようなとき、見えてしまった歯髄の上に薬剤を塗って保護する処置をします。これが『歯髄覆とう』です。この処置で敏感な歯髄を直接的な刺激や細菌の感染から守ります。
治療後におきる痛みやしみる感じを防ぎます
むし歯の治療では、周りへ感染を防ぐためにう蝕部分を削ります。その結果、治療後は神経が近くなり、刺激が伝わりやすい状態になります。
そこですぐに修復治療をせず、歯髄覆とう処置で歯髄を保護しながら第二象牙質(歯は、神経を守ろうとして新しい象牙質をつくります)ができるまで様子をみることがあります。
深いむし歯でも生かして残す治療です
少し深いむし歯の場合、削ったときに歯の神経(歯髄)が表面に見えてしまうことがあります。そのようなとき、見えてしまった歯髄の上に薬剤を塗って保護する処置をします。これが『歯髄覆とう』です。この処置で敏感な歯髄を直接的な刺激や細菌の感染から守ります。
歯を生かして残します
私たちは患者の皆様に、ご自分の歯で一生お過ごしいただけることを願い、むし歯にかかった場合も、治療は最小限にとどめ、できるだけ歯を残すように努めています。
歯髄にまで進行したむし歯は、それ以上炎症や感染を広げないために歯髄を取り除きます。歯髄をとられると歯は「死んだ歯」となり、残した部分はたいへんもろくなります。そのため私たちは、できるだけ感染を歯髄に広げないで歯を生きたまま残す治療を行います。
『歯髄覆とう処置』をすると、覆とう剤が薄い膜のような役割を果たして歯髄への細菌の侵入を防ぎ、歯の命を救います。
大切な歯を残す根管治療 その2『感染根管治療』
歯が痛むとき、よく見ると歯ぐきが腫れたり膿で表面がプクンと膨れていることがあります。また歯と歯をかみ合わせたり、熱いものを口に入れたり体が温まったときなど、特に強く痛むことがあります。
これは歯髄が細菌に感染して死滅し、さらに感染が根の先から周囲の組織へと広がっているときにおこります(歯根膜炎)。また一度治療したはずの根の先に病巣があるときも、同じように症状がおきますし、症状がなくとも病巣からの感染はおきています。
このようなとき歯を残し根の先の病巣を治療するために、死んだ歯髄を歯根内から取り除き、内部の感染した部分を清掃除去して消毒し、菌が再び侵入しないよう完全に密封する「感染根管治療」を行います。
歯髄の入っていた空間は、非常に細く形も複雑です。そのため治療には、細心の注意と労力、時間が必要です。感染の広がりが大きい分だけ、通院の回数が多くなります。しかし自分の歯を残すには欠かせない治療です。最後まで根気よく治療を受けてください。
大切な歯を残す根管治療 その1
歯の根は奥歯では複数本あり、歯髄の入っている空間は根の先の方では極めて細く、しかも曲がっていたりします。
そのため炎症を起こしている部分を完全に取り除くことが難しいのはもちろんのこと、先の方まで消毒してきちんと詰める処置がまた難しい治療です。
痛みがでている間は処置を繰りかえさなければなりませんから、通常で5~6回の通院が必要です。
しかし神経の処置をきちんと行えば、歯を抜かずにすみます。根気よく最後まで処置を受けましょう。
大切な歯を残す根管治療 その1
①むし歯の部分を削ります。
②歯の根の中の悪くなっている部分を取り除きます。
③歯髄を取り除いた後の根管内を完全に消毒します(無菌状態にします)。
④きれいにした歯根内に薬剤と充填剤をつめ外からの感染を防ぐよう封鎖します。
⑤修復治療
残った歯をもとに土台を作り、その上にクラウンを被せます。
医療法人若葉会
吉村歯科医院
院長 吉村禎浩
【経歴】
1956年1月25日生まれ
1982年 岐阜歯科大学 卒業(現朝日大学)
1984年 吉村歯科医院 開業
2008年 医療法人若葉会 吉村歯科医院 設立
吉村歯科医院では、自分が受けたい治療、もしくは家族にしてあげたい治療を心掛けています。歯を失う二大疾患である『虫歯』と『歯周病』は防げます。メンテナンスをして、ご自身の歯を大切にして下さい。当医院では適切な治療とケアでお口の健康を守ります。
【経営理念】
『来院者とチームメンバーの幸せの輪を広げる』
【ミッション(使命)】
『安心と信頼のある歯科医院作りを目指す』
【所属学会・研究会】
O.A.M先進インプラント認定医
顎咬合学会認定医
国際審美学会会員