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2013年7月31日

【むし歯の進み方】

ごく初期のむし歯は「再石灰化」で治す

 むし歯の進行状態は4段階に分類されています。みなさんも学校や歯医者さんでC1、C3という言葉を聞いたことがあると思います。これは、むし歯の進行を表す記号です。
しかし最近ではCO(Caries Obsarvation=経過観察)といって、ごく初期のむし歯は、削らずに観察しながら再石灰化を促す治療が行われています。

むし歯進行.png

CO:表面が浅く溶けた、ごく初期の状態。表面が白く濁ったり、溝が茶色になったりしますが、見た目はほとんどわかりません。削らずに再石灰化を促して、観察をします。

C1:エナメル質がおかされ、小さな黒ずんだ孔があきます。自覚症状はなく、専門家の目で発見されます。この段階で知領を受けるのが一番良いのです。

C2:象牙質までむし歯は進行。歯髄に近づくにつれて冷たい物がしみ、痛みの自覚症状が出てきます。さらに進むと熱いものがしみるようになります。

C3:歯髄(神経)まで進行。炎症(歯髄炎)がおき、激しい痛みにおそわれます。炎症が進行すると、歯髄は死んでしまいます。

C4:歯は歯根だけになってしまいます。歯髄は死んでしまったので痛みは感じなくなり、歯根の先に膿がたまります。こうなると治療は難しくなります。

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2013年7月30日

【小さなむし歯は1回の治療で治ります】

 小さなむし歯を削り取った後、特殊な接着剤を用いて、その部分に歯と同じ色のプラスチック(レジン)をつめる治療法です(保険で治療できます)。
前歯から奥歯まで、小さなむし歯ならほとんどこの方法で治せます。1つのむし歯を1回の治療で治せるので、治療期間が短いのが特長です。

 とても便利なレジン充填ですが、
1.数年で色が変わってくる(目立ってきたら再治療がよいでしょう)。
2.個人の歯の色は千差万別なので、どうしてもピッタリ合う色がない人がいる。
3.奥歯と奥歯の間にできたむし歯には用いることができない。
                            などの欠点もあります。

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2013年7月29日

ブラッシングの方法(3)
【歯ブラシのつま先、わき、カカトを使い分けて】

・1日1回、時間をかけてていねいに
 今の若い世代は、朝シャン感覚で歯をみがきます。ポケットやバッグの片隅に歯ブラシをしのばせ、食べたら気軽にシャカシャカシュッシュッ。ぜひ皆さんも真似してほしいことです。そしてせっかくの歯みがきですから、ぜひ効果的にみがいて下さい。「みがく」と「みがけている」では大違いなのです。
 食後すぐに歯をみがくのはなかなか大変です。専門家の研究では、1日3回短時間みがくよりも、1日1回ていねいに時間をかけてみがいたほうが効果的という報告もあります。
 1日の最後にご苦労様のいたわりを込めて、あなたの歯をブラッシングしてあげましょう。そこで、効果的な歯みがきの方法をお教えします。

・歯垢がよく取れる"毛先みがき"とは
 むし歯や歯周病の原因は歯垢です。この歯垢をとらないと歯をみがいたとはいえません。歯垢がたまりやすいのは、歯と歯の間・歯と歯ぐきの境目です。そこを上手にみがくには、歯ブラシのつま先・わき・カカトを使い分け、歯ブラシの毛先がいつも歯に直角に当たるように、歯を3つの面(近心面・遠心面・磨面中央)に分割して力を入れず小刻みに動かしてみがきます。こうすると、歯垢がよく取れます。
 最近では3つの部分に色分けされた歯ブラシも登場しています。
さあ、トライしてください。コツをつかむとホラ、簡単でしょ。

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2013年7月28日

ブラッシングの方法(2)
自分に合ったみがき方を覚えましょう

・スクラッビング法とは・・・?
 歯ブラシの毛先を、歯の面に直角にあてて、小刻みに左右に動かすみがき方です。大きく動かすと毛先が寝てしまうので、毛先を立てたまま細かく動かすようにしましょう。
スクラッビング法.png

・毛先をうまく使ってみがきましょう
 毛先というのは、歯ブラシのナイロン毛の先端のことを指します。
歯は曲面の立体なので歯の面を3つに分け、ブラシの先端を直角に当てることが必要になってきます。ブラシの刷面も分割して、直角に当ててこするようにして下さい。
毛先.png

・スクラッビング法のポイント
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2013年7月27日

ブラッシングの方法(1)
自分に合ったみがき方を覚えましょう

 歯みがきをしているのになぜかむし歯ができてしまう人がいます。なぜでしょう?歯科医院で歯垢の染め出しを行ってもらうと、意外にみがき残しがあり歯垢が取れていないことに気づきます。自分の口の中の状態に合った効率のよいみがき方を身につけることが大切です。
みがき方によっては、歯ぐきを痛めたり、みがき過ぎて歯が磨耗(すり減る事)したりします。でも注意さえすればどのようなみがき方でも構いません。歯ブラシの毛先が均等に歯の隅々までゆきとどき、歯に付いた歯垢をきれいに取り除くことが大切です。

・フォンズ法
フォンズ法」は歯の表面をみがくのに適しています。その上マッサージの効果も高く清掃能力もあります。歯を軽くかみ合わせ、歯肉をむきだし、歯ブラシの先端を歯肉に当てます。そして歯の面に直角に、円を描くように動かします。この時歯みがき剤はつけずに行い、ブラシは毛列3~4列の、やや軟毛のものが良いでしょう。
「フォンズ法」は特別に難しいブラッシング方法ではないので、誰にでも無理なく簡単にできます。また「フォンズ法」は歯肉炎の予防にも効果があります。 フォンズ法.png

・バス法
 歯と歯ぐきの間の溝を歯周ポケットと呼びます。ここには歯垢・歯石がたまりやすく、細菌の巣になり、歯周病、歯肉炎の原因となります。「バス法」はそれを防ぐのに適したみがき方です。
歯みがきの方法は、歯軸に対し45度の角度で、歯と歯ぐきの間に毛先を入れ、1mm程度のストロークで前後に細かく歯ブラシを動かします。この時毛先が歯と歯ぐきの境目から離れない
ようにします。離れるとせっかくの効果がなくなります。

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2013年7月26日

【夏季休暇のご案内】
8月11日(月)~8月15日(木)の期間、夏季休暇とさせていただきます。
外来・訪問診療ともに、8月16日(金)より、通常通り診療致します。
ご迷惑をお掛け致しますが、宜しくお願い致します。

『歯ブラシを選ぼう』

歯ブラシの寿命と選び方のポイント
・どんな歯ブラシがよいですか?
 薬局やスーパーマーケットへ行くと、さまざまな種類の歯ブラシが並んでいてどれを選んでよいか分からなくなってしまいますが、自分に適した歯ブラシで毎日きちんと歯をみがくことが大事です。 
 歯ブラシの毛の硬さはブラッシングの方法にもよりますが、歯の表面から汚れを落とすには、毛先の硬い方が軟らかいものよりはるかに効果的です。硬い毛の歯ブラシの欠点は、歯ぐきを傷つけたり、歯の表面を削り取ったりする恐れがあることです。逆に軟らかすぎるものは、汚れを落とす能力に欠けるのが欠点です。
 歯ブラシの毛先や柄のサイズはできるだけ小さめのもので、口の中全体に毛先が十分に届くことが大切です。毛の密集したものや動物の毛は乾燥しにくく、不潔になりやすいので、ナイロン毛が良いでしょう。

・歯ブラシの寿命は?
 歯ブラシは1カ月に一度取り替えることをおすすめします。また、毛先が開いてしまった歯ブラシは早く取り替えて下さい。もしも1カ月で毛先が開いたりする人は、歯をみがく時に力が入りすぎています。
haburasi.png

・どんな歯みがき剤がよいのですか?
 歯みがき剤はいろいろありますが、研磨剤が含まれているものは、使い過ぎると歯が擦り減ってしまいます。歯みがき剤は、大体ブラシの毛の先にほんの少しつける程度で十分です。歯の表面をゴシゴシ、力一杯こするのは、よくありません。歯みがきの目的は、歯垢を取りのぞくことなのですから。

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2013年7月25日

プラークの染め出し

きちんとみがけているかチェックしよう!

 歯の表面につく、ヌルヌルとした白い汚れを歯垢(プラーク)といいます。この歯垢の中にはたくさんの細菌が潜んでいて、むし歯や歯周病の原因となります。
 むし歯や歯周病を予防する上で大切なことは、病気の原因であるプラークを除去することです(プラークコントロール)。歯みがきはプラークを取り除く基本的な方法ですが、正しい歯みがきをしないと、毎日みがいていてもプラークを完全に取り除くことはできません。

・きちんと磨けているかな?
 プラークは、歯の色と似た白っぽい汚れです。ちょっと見ただけではきちんとみがけているのかわかりません。
 そこで、プラークを赤く染め、歯の色と区別がつきやすくする方法が染め出しです。染め出しをすることによって、普段プラークを見落としている所を目で確かめることができ、歯みがきの仕方の癖(くせ)がわかります。ぜひ試してみて下さい。

・染め出しの手順
 染め出しの赤い色は食紅と同じ成分ですので飲み込んでも体に害はありません。
染め出し剤を歯のすみずみまで塗ります。
 その後2~3回うがいをして余分な染め出し液を洗い流します。
赤く残ったところがプラークが着いているところです。赤いところがなくなるまで丁寧にブラッシングしましょう。
 もう一度染め出しで確認します。

染め出しの結果を元に、患者さん一人ひとりに合ったブラッシングの方法を指導いたします。

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2013年7月24日

お口の中の環境改善

『スケーリング&ルートプレーニング』
 プラークをコントロールしてお口の中の環境を整えるためには、ご家庭での正しいブラッシング(セルフケア)とともに、歯科医院での専門家による清掃(プロフェッショナルケア)がとても効果的です。

スケーリング.png

◎スケーリング
 専門家の手によるプラークコントロールの第1ステップは、スケーリングです。特殊な器具を使い、目に見える範囲のプラークや歯石(プラークが石灰化したもの)を除去します。術後しばらくは歯と歯の間に隙間ができたり、歯が長くなったように感じますが、これは今まで付いていた歯石が取れたせいで、良くなった証です。

◎ルートプレーニング
 プラークや歯石は、歯肉に隠れた目に見えない部分にも溜まります。
歯根(ルート)面についたプラークや歯石、沈着物、死んでしまった組織などを特殊な器具で取り除いて表面をツルツルにし、再び汚れや細菌が付かないようにします。
ルートプレーニング.png

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2013年7月23日

PMTCとは

 歯科医師、歯科衛生士によって、歯垢、歯石を機械的に除去してもらうことをPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)といいます。

・PMTCのメリット
 PMTCには、歯周炎や歯肉炎など歯周疾患の予防や改善、歯質の強化によるむし歯予防、歯の着色を除去し、光沢のあるきれいな歯を保つ、など様々な効果があります。しかも、早く、痛みもなく、これらの効果が得られます。

・PMTCの流れ
①治療計画
 歯の染め出し検査などを行い、お口の中を詳しくチェックして、一人一人に合ったスケジュールを組みます。そして現在のお口の状態を説明します(歯の染め出しは、希望の方のみ行ないます)。

②歯石除去
 専用の器具を使って歯石を細部までとっていきます。

③着色除去
 重炭酸ナトリウム塩をプロフィージェットと呼ばれる専用の器具から吹き出して、歯の表面に付着しているヤニや茶渋などの着色をとります。

④研磨(メンマ)
 次に、専用のジェル(フッ素配合)を使って、歯と歯の間や表面を1本ずつ丁寧にみがいてていきます。

⑤フッ素塗布
 仕上に、お口の中を洗って、歯質を強化するフッ素で歯の表面をコーティングします。

⑥ホームケア
 最後に、お家での歯みがきのチェックやフロス、歯間ブラシなどの使用について、ブラッシングの指導を行ないます。

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2013年7月22日

 人が豊かに生きるために絶対必要であり、楽しみでもある「美味しく食べること」「家族や友人と会話を楽しむこと」「笑顔で気持ちを伝え合うこと」には、口が関わっています。

 きちんとケアをすることで自分の歯を健康に保つことは可能ですし、歯を失ってしまっている方でも適切に義歯を装着することで、失った楽しみを取り戻せることも多くあります。

 通院が困難な状況の方にこそ、歯科をあきらめないでいただき、QOL(クオリティ・オブ・ライフ= 生活の質)を高めるためのお手伝いをしたいと考えております。

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2013年7月20日

法律として半径16km圏内と決められています。しかし、実際のところ、あまりの過疎地でもなければ16kmいっぱいまで訪問することは時間的制約から難しいでしょう。大体、片道30分圏内を訪問エリアとして運営している歯科医院が多いです。
当院でも、他院様と同じ範囲内でお伺いしております。
範囲内かどうか、分からない場合はお気軽にお問い合わせ下さい。

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2013年7月19日

【口腔ケア勉強会】

 吉村歯科医院では、ケアマネージャー様、ヘルパー様、介護事業所のスタッフの皆様を対象に、院長をはじめ、訪問歯科診療の経験豊富な歯科医師、歯科衛生士が、ご利用者様のお口の健康を守るための口腔ケア勉強会を実施しております。

 当院のスタッフは日本訪問歯科協会の勉強会に数多く参加し、常に新しい経験と知識の習得に努めております。
口腔ケアの基礎的な部分から、実際のケア方法、最新の現場事情など施設に新しく入職された方からベテランの方まで幅広くご活用いただけるノウハウを丁寧にご指導致しますので、ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

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2013年7月18日

あなたはむし歯になりやすい?

◎カリエスリスクを判定しましょう!
 むし歯の発症と進行についての研究が進み、むし歯にかかる危険度(カリエスリスク)には個人差があることが判りました。むし歯の条件それぞれに対してどれだけ危険かをチェックし、リスクを判定することで、一人一人に適した予防プログラムを立てることができます。

◎カリエスリスクの内容は?
 下の図は、カリエスリスクのレーダーチャートとその記入例です。
むし歯を発症させる条件やむし歯を防ぐ抵抗力など、唾液検査によってお口の中の状態を調べます。また、食事回数や食習慣、予防のためのフッ素利用などは簡単なアンケートでチェックします。リスクの判定は、これらのアンケート結果と唾液検査の結果を総合して行います。

カリエスリスク.png

◎食事とお口の中の酸性度
 お口の中は食事によって急激に酸性化し、歯の表面からカルシウムやリンが溶け出します。食事後30~40分経過すると、唾液の力によって酸が中和され、唾液中のカルシウムやリンが歯の表面に戻ります。食事を度々すれば、お口の中は酸性になっている時間が長くなり、むし歯が発症しやすくなります。

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2013年7月17日

定期管理で再発防止!
【リコールを積極的に受けましょう】

 ピンク色の引き締まった歯肉は、白い歯と同じように健康なお口のシンボル。歯周病の原因であるプラークはバイオフィルムと呼ばれ、歯ブラシや専門の器具を使って取り除きます。元気な歯肉の持主は、専門家によるケアを欠かしません。

◎本当に治ったの?
 基本的な治療によって症状が安定すると、歯周病の治療は終わりとなります。その後はホームケアを続けて様子をみます。病気の原因である細菌は、一定期間(おおよそ12週間ぐらい)で元のような状態になると言われています。治療後も安定した状態が続けば本当の意味で「治った」ことになります。

◎メンテナンスも治療の一部
 歯周病の原因となる細菌のかたまり(プラーク)は、毎日少しずつ歯と歯肉の間に堆積します。悪い作用を起す前にメンテナンス、ケアを受けてこのプラークを取り除いておけば、歯周病の再発を防止することができます。

◎リコールを積極的に受けましょう!
 現在多くの歯科医院では、リコール(患者さんへの受診のお知らせ)によるお口の健康管理を勧めています。病気の再発や発症を未然に防ぐことができ、病気になっても早い対応で、必要最小限の治療で済ますことができます。リコールがあったら必ず受診しましょう。リコールがなくても、半年に一度は自分からの受診を心がけましょう。お口の健康維持のポイントは、あなた自身の積極的な『なる前の受診』です。

リコール.png

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2013年7月16日

むし歯はどうしてできるの

【食べ物のカスに棲みついたむし歯菌が歯を溶かします】
 歯の病気の中で一番多いのがむし歯。日本人の約90%以上がむし歯にかかっています。むし歯は誰でもかかっているために軽くみられがちですが、再石灰化が不可能なレベルに達したむし歯は自然のままでは元には戻りません。治療を受け、それ以上進行しないようにするしか、歯を守る方法はありません。
 むし歯ができる原因を知り、予防を心がけることが大切です。あなたの少しの努力でいつまでも健康な歯を守ることができます。

◎むし歯をつくる4条件
 むし歯は、歯の表面についた歯垢(プラーク:食べ物のカス)に、むし歯をつくるミュータンス菌が棲みつき、糖分を栄養にして酸を出します。この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、その部分に孔をあけます。これがむし歯のはじまりです。

・むし歯になりやすい質の歯
・歯垢をつくりやすい糖分
・むし歯菌
・時間の経過

◎むし歯は予防が第一
 むし歯の原因はわかっていますから、この4条件をクリアすることがそのまま予防につながります。歯垢は毎日の正しいブラッシングで取り除きます。
 あとはあなたが、毎日の生活の中でこれら4つのリスクを減らす努力をしていけば、むし歯の引き金が絶たれ、良い結果に結びつくでしょう。

あなたの大切なかけがえのない歯のために、一度生活を見直して下さい。

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2013年7月15日


新しい予防の考え方
21世紀、むし歯は「予防」という名の「治療」をする時代です

 一昔前まで、むし歯は削って治すのが治療でした。でも今では、むし歯になる原因や仕組みがわかってきてむし歯にならないようにできます。上手に歯医者さんとお付き合いして、むし歯ゼロで一生を快適に過ごしましょう。

■むし歯になるメカニズム
 私たちの口の中では、歯を溶かす作用(脱灰)と歯を守る作用(再石灰化)が同時に行われていて、このバランスがとれていれば歯は健康です。ところが何かの原因で歯を溶かす作用が強くなると、歯の表面からカルシウム分がどんどん溶け出してむし歯が始まります。

■新しい予防の考え方
 かかり始めたむし歯が本格的なむし歯になるまでには、思いのほか時間がかかります。その間に歯を守る作用を強くし再石灰化を促す適切な治療をすれば、むし歯の進行を止め元の状態に回復させることができます。

■むし歯と個人差
 同じ生活をしていてもむし歯になる人とならない人がいますが、これは口の中の条件が異なるからです。歯を溶かす作用を強める条件はいくつかあり、この条件への反応には個人差があります(カリエスリスクといいます)。まずは口の中の条件を調べる検査(カリエスリスク検査)を受けて、あなたがどんな条件の持ち主かを知りましょう。

■予防プログラムとその実践
 これからの時代は、「予防」から「健康増進を目指す時代」へと向かっています。歯科医院では、様々な検査結果をもとに、患者さんの生活全体を総合的に判断してその人に合った予防プログラムをたてます。私たち歯科の専門スタッフは、定期的な検診を通じて、これらの予防プログラムがうまく行われるよう患者の皆様をサポートします。

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2013年7月14日

8020を目指して

『歯は大切な財産です』
 誰でも、将来の自分の姿を思い描いたことがあると思います。でも、将来の自分の歯がどうなっているか、考えたことがありますか?日本歯科医師会では、80歳で自分の歯を20本残そうという「8020運動」を進めていますが、実際には「8007」、80歳で6.5本(1999年『厚生省歯科疾患実態調査』より)というのが現実です。
 私たちの生活習慣をみてみると、「1日1回以上の歯磨き」は毎日の習慣となっています。それなのに、なぜ歯を失ってしまう人が多いのでしょうか?

 歯を失う原因の多くはむし歯と歯周病ですが、どちらも「予防できる」病気なのです。そしてそれは自分で行なう「セルフケア」と合わせて歯科医院で行なう「プロケア」を受けることで、より確かなものになります。

☆正しいブラッシングをしましょう
 自己流で磨いても、お口の状態は少しずつ悪くなってしまいます。専門家に正しい磨き方の指導を受け、丁寧に磨いてください。そして、鏡の前で大きくお口を開けて、自分で点検する習慣をつけましょう。

☆定期的に健診を受けましょう
 歯科医院で定期的に健診を受けて、病気の予防に努めましょう。
お口の中に関心を持ち、「自分の歯を自分で守る意欲のある人」が、「歯を1本でも多く残せる人」なのです。

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2013年7月13日

歯は健康のパートナー!
人間の体の中で一番硬いところはどこだと思いますか?
 まじめな顔で、「頭」と答える人もいます。それはそれとして、本当に一番硬いのは「歯」なのです。
歯の一番大切な役割は、ものを噛むことです。
 普段食べ物を噛む時、歯には想像以上の力がかかっています。

・スルメ       最大値 19.8kg  最小値 12.4kg
・せんべい     最大値 14.8kg  最小値 8.5kg
・チューインガム  最大値 20.0kg  最小値 7.6kg

●歯が1本無くなると・・・?
 奥歯が1本無くなると、ものを噛む力が半分以下になってしまうと言われています。噛む能力が低下すれば胃に負担がかかり、胃腸の病気を引き起こす原因にもなってしまいます。

●自分の歯が何本あるかご存知ですか?
 私たち人間は、生まれて6ヵ月くらいたつと2本の歯が生えてきます。3歳になる頃には20本、6歳頃には24本で、その中には大人の歯「六歳臼歯」も含まれています。12歳頃になると28本になり、成人する頃には親知らずも含めて32本になるはずなのですが・・・。あなたの歯は何本ありますか?

 20本の歯があるか無いかを境に、噛む能力がとても違ってしまいます。よく噛めることと元気な体は表裏一体。歯が無くなってからでは遅いのです。あなたの歯を守るのはあなた自身。正しいブラッシングと歯科医院での定期的な診査・メンテナンスで、大切な歯を守りましょう。

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2013年7月12日

タバコと寿命
タバコの話 アラカルト

◆美肌と喫煙
 ビタミンCは美肌づくりに欠かせません。しかし1本のタバコは、ビタミンCの一日の必要量の半分を使ってしまいます。その上、タバコの酸化作用は、皮膚細胞の老化を早めスモーカーズフェイスを作ります。

・スモーカーズフェイス
タバコを吸っている人に特徴的な顔貌のことを言いますが、実際の年齢より老けて見られます。
<特徴>
●年齢よりも顔のしわが多い。
●しみ、そばかす、吹き出物が多い。
●口唇や歯肉が黒ずむ。
●歯の表面に着色が目立つ。

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●有害表示も進歩 
 ようやく日本でも分煙が義務付けられ、パッケージの喫煙抑制表示も病名を含むものへと変わります。

☆禁煙先進国カナダの表示例
・シガレットはがんの原因です
・喫煙はあなたを殺すかもしれません
・シガレットは心臓発作と心疾患の原因です

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2013年7月11日

禁煙のすすめ
タバコは全身の健康を壊します

 喫煙と受動喫煙による健康被害は深刻です。すでに1997年、先進国の病気と死亡の最大の原因がタバコにあるとWHOは報告しています。当然お口の健康を壊す有力因子ともなっています。

喫煙.png

【喫煙すると】
■ニコチンの害
 ●血管を収縮させます ●免疫細胞の働きを低下させます ●歯根面につきやすい
■骨の吸収促進作用
 骨の生成バランスが崩れ、骨がスカスカになる骨粗鬆症をおこします
■受動喫煙
 ●喫煙者の周りの人は、タバコから出る副流煙を吸わせられています
●副流煙は喫煙者が吸い込む主流煙より毒性が強く、健康への害も大きくなります 
●特に無抵抗な子どもへの影響が心配です

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2013年7月10日

お年寄りの肺炎予防
口の中の細菌が肺に入らないように

 最近老人の誤嚥性肺炎が増えています。
高齢になると食道と気管支の連絡部分の動きが悪くなるため、異物が間違って気管に入るトラブル(誤嚥)が起こりやすくなり、肺炎の原因になるからです。お餅のつかえなどもその例です。

◆肺炎予防にお口の掃除を
 高齢者は細菌に対する抵抗力が弱っているのに加えて、身体の調節機能が衰えているため肺炎とのたたかいの連続です。たとえば、睡眠中にだ液などが気管に入ることが肺炎の原因になると考えられています。だ液に含まれる口腔内の細菌が肺炎の原因菌となっているためです。
まして寝たきりになると、介護者も食事や排泄の世話に追われてしまいます。なかなか歯みがきまで手が回らないのが現状ですが、肺炎予防のためにぜひ口腔内の清掃を心がけてください。

◆介護の日課にお口のお手入れ
 食後の歯みがきの励行、みがけない重症の患者さんにはお口の清掃、洗口液でうがい、入れ歯をみがく、 など毎日の介護に取り入れることでかなり改善されます。

寝たきりの重症の患者さんに対しては、往診も可能ですから、遠慮なく窓口でご相談ください。

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2013年7月 5日

だ液のはたらき
だ液の力でむし歯予防

 よく噛んで楽しく食事をすることは、だ液の分泌を促します。
 だ液は、お口の中をきれいにする浄化作用など様々なはたらきによって、私たちの歯やお口の機能と健康を守っています。

◆お口の中のpHを整えます(緩衝能)
 食べ物がお口の中に入ってくると、お口の中にすんでいる細菌が砂糖や炭水化物を分解して作り出す酸によってお口の中は酸性に傾きます。酸性の状態が長く続くと、歯の表面からはカルシウムやリンが溶け出し(脱灰)むし歯が始まります。
 ところがだ液にはお口の中の酸を中和し正常に戻す作用(だ液の緩衝能)があります。だ液がどんどん分泌されることによって、酸性に傾いたお口の中のpHは中和され、元の正常な状態に戻ります。

◆清浄殺菌・抗菌作用
 だ液は、お口の中を絶えず流れて食べ物の残りカスを洗い流し、お口の中をいつも清潔に保つはたらきをしています。また、お口の中にはつねに細菌がすんでいますが、だ液はこれらの細菌を除去し、だ液中に含まれている免疫物質によって粘膜などの細菌感染を防いでいます。

◆歯の表面にカルシウムを補給します(再石灰化)
 だ液の中には、歯の成分であるカルシウムやリンが含まれています。
 食後しばらくするとだ液のもつはたらきによってお口の中のpHが高まり(中和されます)、だ液中のカルシウムやリンが歯の表面に付着して、エナメル質の溶け出した部分が補われます。これが『再石灰化』作用です。
 だ液には歯を元の状態に修復する力が備わっています。

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2013年7月 4日

キシリトールガムについて
◆キシリトール入りガムの選び方
 できるだけキシリトール100%を選びましょう。選び方の注意点としては、成分表にあるキシリトールの量と炭水化物の量に気をつけます。右図のようにキシリトール 27.7g、炭水化物27.7gと記載されていればキシリトール100%ということになります。また、キシリトール13.8g、炭水化物27.7gだとキシリトールは50%です。 このことからキシリトールの量÷炭水化物の量=キシリトールの含有率になることがわかります。

キシリトール成分.png

キシリトールの量÷炭水化物の量=キシリトールの含有率
例)キシリトール 13.8g÷炭水化物 27.7g=キシリトール 50%

◆キシリトールガムの食べ方
 20分以上噛み続けましょう。噛み始めが最も効果的なので、唾液はすぐ飲み込まず口の中で全体を十分に潤すことが大切です。1日4~5回に分けて食べるのが有効です。
(例:食事直後・ブラッシング後・就寝前など)

◆キシリトールの効果
 キシリトールはむし歯の原因となる酸の生産に利用されない為、むし歯になりにくい甘味料です。しかし、いくらキシリトールガムを噛んでも、糖を頻繁に摂取しているような食生活ではむし歯を発生させてしまいます。キシリトールの本場フィンランドでも、むし歯予防の基本は、フッ素の応用とプラークコントロールです。

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2013年7月 3日

キシリトールがむし歯予防を強力サポート!

 キシリトールのむし歯予防効果は、1970年代フィンランドで研究され確かめられています。今では欧米諸国など世界各国でむし歯予防に使われており、日本でも1997年4月厚生省(現在の厚生労働省)が食品への利用を認可しています。

◆生体への安全性が高いキシリトール
●白樺や樫などの樹木から抽出された成分を原料とする天然甘味料です。
●砂糖に近い甘さで、カロリーは砂糖の3/4です(3Kcal/g)です。
●血糖値を上げないので、糖尿病の医療品として昔から使われています。
●イチゴやほうれん草などの野菜や果物にも含まれ、私たちの肝臓でも毎日つくられています。
●WHO(世界保健機構)が摂取量制限を指定していません。
キシリトール.png

◆むし歯予防を補助する効果
●ミュータンス菌は、キシリトールを分解しても、むし歯の原因となる酸をつくりません。
●ミュータンス菌は、キシリトールを分解する時、砂糖の時のようなネバネバした物質をつくりません。そのため歯垢はさらさらしたものとなり、ブラッシングで簡単に落とすことができます。
●ガムとして噛むことにより唾液の分泌が促され、唾液の清浄作用・緩衝能(お口の中の酸性度を中和する力)が高まります。
●唾液が多いほど唾液に含まれるリンやカルシウムも多くなり、それらが歯の表面に戻る「再石灰化」の働きも強まります。その結果、歯が強くなります。

◆それでも注意!!
・むし歯予防の効果を確実にするためには、キシリトールを50パーセント以上含む食品を選んでください。
・但し少しでも砂糖が入っているものは効果を無効にします。キシリトール入りの食品を選ぶときは、成分表をよく見ましょう!
・食べると少しお腹がゆるくなる方もいます。

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2013年7月 2日

ステファンカーブ
食事の後、お口の中はどうなってるの?

◆酸性・中性・アルカリ性とpH(ペーハー)濃度
 お口の中は、ふだんは中性(pH7ぐらい)に保たれていますが、食事をとると数分で酸性に傾き、pH5.7でこどもの歯が、5.5になると大人の歯も「脱灰」(だっかい=歯の表面のエナメル質が壊れ、とけること)が始まります。しかし、唾液のパワーで30分もすると中性にもどり、「再石灰化」を促します。
 とはいえ、口の中に食べかすが残っていたり、いつまでも食べていたり、缶コーヒーやスポーツドリンクなど、砂糖の入った飲み物をしょっちゅう口にしたりすると、口の中の酸性度が高いままで、プラークの中にいるむし歯菌が酸を出して脱灰の時間が長くなり、むし歯の危険性が強まります。

◆食事回数とだらだら食いに要注意
 むし歯菌は食物のなかの砂糖からバイオフィルムをつくり、酸を出します。「おやつ」は生活のなかに潤いを与える「甘い」魅力ですが、同時にむし歯菌にとっても格好の活躍の条件になるのです。
 大切なことは、「食事回数」と「だらだら食い」に注意するということ。また、同じ「甘み」でも、キシリトールなど、酸も「ネバネバ」物質もつくらない甘味料を使った食品を選ぶことも大切です。そして唾液がいっぱい出るよう、よく噛んで食事をしましょう。

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2013年7月 1日

サホライド塗布でむし歯の予防
乳歯が軽いむし歯のとき、その進行を防ぐ

『サホライドを歯に塗る処置』
 乳歯の軽いむし歯の進行を抑えるため、フッ化ジアンミン銀溶液を歯面に塗る処置を『サホライド塗布』といいます。
 サホライドとはフッ化ジアンミン銀の溶液のことです(ちなみに、フッ化ジアンミン銀溶液はむし歯の抑制と象牙質の知覚を鈍くすることを目的とした薬です。硝酸銀の殺菌作用とフッ素のむし歯抑制作用の両方の効果が期待できます)。

『初期の軽いむし歯の進行を抑制』
 サホライドは光、熱により変質しやすい性質を持っています。歯面や根管の中を清掃し、乾燥させた後、小綿球に浸ませて塗布します。これにより、初期の軽いむし歯の進行が抑制されます。
副作用としては、銀の沈着によって、象牙質の色を変化させてしまいます。要するに歯が黒光りしてくるのです。そのため乳幼児の前歯のむし歯の抑制にはよく使われますが、永久歯の前歯には使いません(もちろん黒くなったからといってむし歯になったわけではありません)。

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医療法人若葉会吉村歯科医院理事長吉村禎浩

医療法人若葉会
吉村歯科医院

院長 吉村禎浩

【経歴】
1956年1月25日生まれ
1982年 岐阜歯科大学 卒業(現朝日大学)
1984年 吉村歯科医院 開業
2008年 医療法人若葉会 吉村歯科医院 設立

吉村歯科医院では、自分が受けたい治療、もしくは家族にしてあげたい治療を心掛けています。歯を失う二大疾患である『虫歯』と『歯周病』は防げます。メンテナンスをして、ご自身の歯を大切にして下さい。当医院では適切な治療とケアでお口の健康を守ります。

【経営理念】
『来院者とチームメンバーの幸せの輪を広げる』

【ミッション(使命)】
『安心と信頼のある歯科医院作りを目指す』

【所属学会・研究会】
O.A.M先進インプラント認定医
顎咬合学会認定医
国際審美学会会員